INTRODUCTION
イントロダクション

2015年、観客動員10万人の大ヒット作品が、13年の時を経て、待望の再演を果たす!!

 初演は2002年三越劇場、2004年名鉄ホールで再演し、その後全国100都市以上で200回以上、上演され、計10万名以上を動員した人情喜劇の大ヒット作。女性の関心事「嫁姑もの」×夏の定番ジャンル「幽霊もの」に、笑いと涙を随所に散りばめた傑作ドラマの新しいキャスティングでの再演となります。初演以来圭輔役は田村亮、相手役克子は音無美紀子。このお二人の配役の若返りを図り、その他の役も一新して(新)と名付けられるような新しい作品としての上演です。

この三越劇場公演が、今年の夏、北海道を中心に東日本を巡演します!!

STORY
物語

 水澤圭輔は小説家。恋愛小説で売れっ子だったが最近はスランプ。理由は二つ。一つは彼の書く甘いだけの話が時代に合わなくなってきた。本来ならば焦らねばならないのに彼は問題を先送り。その訳は・・・。それは、18歳も年下の若い後妻・真衣をもらい夢見心地なのだ。
  圭輔は東京下町で四代続いた和菓子屋に生まれ、母の梅子と二人暮し。大学時代に大恋愛し同級生の克子と結婚、一人息子・健太郎にも恵まれた。そして和菓子屋は母と職人源造に任せ、菓子屋を継がず、広告代理店に就職した。しかし作家としてデビューすると会社は退職し実家暮らし。
 ところが、二年前克子が病に倒れ他界。その1年後に母が亡くなり、健太郎も大学入学と同時に家を出た・・・そして一人寂しい圭輔は読者であった真衣と再婚したのである。そうなれば家の模様替えもし、今や彼は若い新妻、真衣に夢中。店の管理も、作家の仕事も何も手につかない。

 物語はここから始まる。
 幕開くと圭輔の家のリビングには彼を作家として育てた雑誌社の編集長、尾崎が原稿の締め切りが迫り催促に来ている。そして大挙して訪れている町内の住民たち。圭輔の家の隣の寺が墓地を売り出し、再開発に乗り出そうというのである。町内の檀家は大騒ぎ。そこで檀家でもありマスコミにも著名な圭輔にすがろうというので押しかけているのだ。だが彼はそんなことより妻のほうに夢中。みなを追い返し、昼間からワインを開けイチャイチャと二人きりの時間を楽しんでいた。
 そんな時不思議な現象が起こった。仏壇がゆれ、幽霊が現れたのである。それは先妻の克子だった。驚き恐れる二人を後目に克子は落ち着いたもの。
「後妻の真衣に嫉妬して出てきたのか」
「あなたが誰と結婚しようと私には興味なんてありません」
「じゃ何しに出てきたんだ」
「あの世へ行き私は楽しかった。先に亡くなった両親や弟と再会し、楽しく暮らしていたのに・・・お義母さんよ」
「え」
「お義母さん!1年もしないうちに死んじゃって、私、また姑の苦労してんのよ!」
亡き母梅子のイビリから逃げてきたというのである。更には「昼間からワインなんか飲んじゃって。私のときとずいぶん違うじゃないの。しばらくゆっくりさせて貰いますからね!」そういって居座ってしまった。。

 さあ大変。真衣は結婚生活に姑の苦労をせずに済むと思っていたら、幽霊の先妻が現れて言いたい放題。二人は怖いわ、腹は立つは。ところがそのとき声が響く。「克子!」。圭輔の亡き母・梅子まで出て来たのである。梅子は克子と真衣を見て「嫁が二人になった。こりゃイビリ甲斐がある」これまた居座ってしまった。
 さあ、一つ屋根の下に圭輔と真衣と幽霊の先妻と姑の同居が始まった。そこへ押しかける町内の人や雑誌編集長の尾崎。健太郎まで戻ってきて、圭輔は幽霊を隠そうとてんやわんやの大騒動・・・しかし圭輔の心は母と暮らすことでだんだん落ち着いてきて・・・。
 梅子と克子はどうして出てきたのか?この先どうなっていくのか?二人はあの世に帰るのか?その謎が解けたとき、家族の、母の、妻の愛に圭輔は涙するのだった。
日常の中で起こるとんでもない出来事の中、家族の本当の愛を改めて感じる、笑いと涙のホームコメディ。

CAST
キャスト

とよた真帆【水澤克子(圭輔の先妻)】

とよた真帆

水澤克子
(圭輔の先妻)

風間トオル【水澤圭輔(小説家)】

風間トオル

水澤圭輔
(小説家)

音無美紀子【水澤梅子(圭輔の母)】

音無美紀子

水澤梅子
(圭輔の母)

阿知波悟美【川野竹子(梅子の妹)】

阿知波悟美

川野竹子
(梅子の妹)

モロ師岡【勝山源造(みずさわの職人)】

モロ師岡

勝山源造
(みずさわの職人)

中西良太【尾崎一郎(出版社部長)】

中西良太

尾崎一郎
(出版社部長)

中西良太【尾崎一郎(出版社部長)】

永田博丈

大平義助
(町会長)

岡本牧子

岡本牧子

海宝弘之

海宝弘之

渡辺力

渡辺力

池田俊彦

池田俊彦

安奈ゆかり

安奈ゆかり

三井千尋

三井千寿

亀井惟志

亀井惟志

西健太

西健太

小泉俊也

小泉俊也

 吉田大輝

西浦八恵子

吉田大輝

吉田大輝

STAFF
スタッフ

INFORMATION
公演情報

チケットのお求めは下記問い合わせ先へお尋ね下さい。
公演日 会 場 名 会場TEL 開演時間 主 催 者 問い合わせ先
7/22(土) 甲斐市双葉ふれあい文化館 ☎0551-20-3660 13:30 甲斐市双葉ふれあい文化館 ☎0551-20-3660
7/25(火) 長万部町学習文化センター ☎01377-2-5757 18:30 長万部町教育委員会 ☎01377-2-2748
7/26(水) だて歴史の杜 カルチャーセンター
大ホール
☎0142-22-1515 19:00 NPO法人伊達メセナ協会 ☎0155-56-8600
7/28(金) 稚内総合文化センター ☎0162-22-2727 19:00 稚内総合文化センター ☎0162-22-2727
7/30(日) 幕別町百年記念ホール 大ホール ☎0155-56-8600 13:00 幕別町/幕別町教育委員会 ☎0155-56-8600
8/ 1(火) 札幌市民ホール ☎011-252-3700 19:00 道新プレイガイド ☎011-241-3871
8/ 3(木) あさひサンライズホール ☎0165-28-3146 19:00 士別市教育委員会 ☎0165-28-3146
8/ 5(土) 中標津町総合文化会館 ☎0153-73-1131 18:30 中標津町総合文化会館 ☎0153-73-1131
8/ 7(月) たかすメロディホール ☎0166-87-2500 19:00 たかすメロディホール ☎0166-87-2500
8/ 8(火) 滝川文化センター ☎0125-23-1281 18:30 NPO法人空知文化工房 ☎0124-23-1281
8/10(木) 大空町教育文化会館 ☎0152-74-2367 18:30 大空町教育文化会館 ☎0152-74-2367
9/ 3(日) 越前市いまだて芸術館 ☎0778-42-2700 14:00 越前市いまだて芸術館 ☎0778-42-2700
9/ 4(月) 能美市根上総合文化会館 ☎0761-55-8550 19:00 能美市教育委員会 ☎0761-58-2272
9/ 6(水) 鹿角市文化の杜交流館「コモッセ」
文化ホール
☎0186-30-0293 19:00 鹿角市・鹿角市教育委員会 ☎0186-30-1504
9/ 7(木) 岩手県民会館 大ホール ☎019-624-1171 14:00
18:30
いわて生協文化鑑賞会クオレ ☎019-603-8299